この記録は私的な観劇ログです。
特定情報は意図的に省いています。
記憶と感情の断片だけを残しています。
都内某所 / 朗読劇
[昼公演の記録]
フラフラと会場を出てベンチで一呼吸置いてから、別の落ち着ける場所に座りこれを書いている。
とんでもない熱量の舞台を見てしまった。これからこれをまた見るの? おいおい、涙堪えきれる気がしないぜ。昼は何とか堪えたけど。鼻水になって流れてきたけど。膝の上で拳を握りしめてさ。
自分の言葉にする前にXなんかに書くわけにいかなくて、ブログを書き殴っている。
演者も涙を拭いながらの熱演。そりゃアフタートークで第一声で共演の俳優さんが「疲れた」って言うわけだよ。相手役の俳優さんの大粒の涙がこぼれ落ちるのが12列からもはっきり見えてしまって。推しも頬を濡らして声を震わせて演じていたのを見てしまって。私は今、生で演劇を見る衝撃をこれでもかと喰らっている。
とりあえず忘れる前に。アフタートークで「帰るまでが朗読劇なので、気をつけて帰ってください」ってやっぱり言ってくれる推し、優しい。
結構もらい泣きしちゃうタイプだとかw
[夜公演の記録]
声だけの朗読劇と言えど、座りながらでも表情をつけている様がありありと見えた、最前のまさに目の前で見てしまった夜公演。あれだけの熱量を最前で浴びたのは、今まで行ったすべての現場の中で、もしかしたら初めてだったかもしれない。
昼公演を一度見ているから、ストーリー的には理解している。だけど演者のあのお芝居を目の前で見たってことの衝撃の大きさというか、当てられたものの大きさが全然違った。
目の前で目に涙がたまっていく様子も、まばたきが増えていく様子も、涙が頬を流れていく様子も、とめどなくあふれてくる様子も、声を震わせているのも、暗転する直前に大粒の涙が両目から落ちていくのも、それから暗転してもなお体を震わせて泣いていたのも、暗転中マイクの音が入らないところで会場には伝わらない嗚咽が聞こえたのも、全部目の前だったから。
暗転する直前から暗転中の泣きの芝居、というか芝居を超えて感情が高ぶっているようにも見えたが、その様子は、言葉が難しいがちょっと心配になるほどだった。倒れちゃうんじゃないかと思うほどの。
ラストシーンを終えステージに明かりが戻り、客席に背を向けて頬の涙をはらっているのを見てちょっとほっとした。
アフトーで共演の俳優さんが言っていたが、演出家にアドバイスされたことに対する推しの吸収力がすごい、と。稽古の間でも全然違ったし、本番でもまた全然違ったと。
すごく考えて、工夫して、自分なりの思いと考えをしっかり持った上でのあの芝居なんだと思った。
最前列から見えた台本は、かなり読み込まれているように見えた。書き込みがあったようにも見えた。水色のマーカーが引いてあった。私が思っている何倍も、何十倍も、真摯に芝居と向き合っているのかもしれない。
私も真剣に見てたから、終わってからは疲れた。本当はコーヒーでも飲みたかったが、それすらも余計な気がして、まっすぐ帰った。